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日本の難民について

法務省入国管理局の今年3月の発表によれば、平成25年に日本で難民認定の申請を行った外国人は3,260人、難民に認定された外国人は6人とのことです。以下に、法務省入国管理局のURLを記載します。

 

http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri03_00099.html

 

毎日、各国・地域の紛争の状況が報道され、自国では「健康で文化的な最低限度の生活」を営むことが不可能である人々が増え続けていることがわかります。生き延びるための手段として、日本に足を踏み入れた難民にとって、日本で生活を営み続けるために必要な日本の法律が認める「難民」になることの障壁の高さを、この6人という数字が示しています。

 

日本で「難民」と認められない難民は、一部には人道的配慮による在留特別許可が与えられて、在留資格「特定活動」により期間を定めて日本で生活を営むことができる人もいます。また、在留資格は認められないが、仮滞在許可を認められて日本に留まることができる人もいます。しかし、「難民」と認められないがため日本に留まることが不法となり、強制的に国外退去の手続が進められる人もいます。

 

世界の動きを即座に詳しく知ることができる状況にある日本に暮らす私たちは、日本における難民及び難民認定の制度について、もっと知るべきであると考えます。