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講演『移民が日本を元気な国にする』を拝聴しました

20121117日に横浜市中区で、坂中英徳氏(移民政策研究所所長)が『移民が日本を元気な国にする』と題する講演をされ、拝聴する機会を得ました。

講演で氏がお話されたことの概略は、1.日本人口が推計では100年後は4000万人台まで落ち込むおそれがあり、そのような社会では国力と民力が衰えてしまうので、政府が人口崩壊をとめる対策を講じる必要があること、2.外国人を有能な人材に育て、安定した職場を提供し、移民として受け入れる「日本型移民政策」を政府がとることの提案、3.人口危機は日本が多民族共生国家に生まれ変わる好機、ということでした。

 

氏は講演のレジュメで、移民との交流により日本の若者が世界的視野を持ちうること、企業も世界に飛躍するためには留学生に目を向けるべきこと、そして日本には移民受け入れの精神的基盤がそなわっていること等も、挙げられています。

 

大きな視点でのお話で、私には内容を消化できる部分とそうではない部分はありました。

ただ、最も印象に残ったのは、レジュメの『世界の民族が移住したいと思う国は、日本人が日本人としての誇りを持ち、外国人が外国人としての誇りを持てる社会である。』という言葉です。これは、将来に限らず現在の日本の社会に対するメッセージと受け取りました。