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平成23年ビザ発給件数

外国人が日本を訪れるためには、自国の発給するパスポートと、日本が発給するビザが必要です(例外的に、政府間の協定や取決めにより一定条件のもとにビザ免除される場合もあります)

ビザは、その外国人が日本に入国する前に、入国に問題がないことを日本が判断するもので、海外にある日本の大使館等で発給されます。

 

平成23年の日本のビザ発給件数は135万6,246件であったことを外務省が今月発表しました。前年度の188万5,584件から、28.1%減少し、最近5年間で最も低い件数に留まりました。

日本政府は、2010年3月の第4次出入国管理基本計画において、国際交流の一層の推進を方針の1つに掲げており、外国人旅行者の拡大すなわちビザ発給件数の増加にも取り組んでいる状況です。

 

ところで、今回のビザ発給件数の国別の割合ですが、過半数である54.8%が中国、次いで10.%がタイ、さらに一桁で、マレーシア、フィリピン他と続いています。

このように中国は、現在最大のビザ発給先であり、その更なる増加に向けて、日本政府はこれまでも、中国富裕層の観光客に向けて便宜を図った数次ビザの発給等を行っています。そして、今年7月からは、東北3県(岩手、宮城、福島)に一泊することを要件とする数次ビザの発給を始めることを公表しました。

今後のビザ発給件数増加が期待されています。